コカインを詰めた小袋165個を飲み込み、ブラジルから密輸したとして、警視庁薬物銃器対策課は8日までに、麻薬取締法違反容疑などで、ブラジル国籍のカルロス・アウベルト・アウメイダ・デ・オリベイラ・ネット容疑者(23)を逮捕した。「『殺すぞ』と脅され、コカインを飲んだ」と容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年12月26~28日、コカインをラップのようなもので包んだ小袋165個、約1.3キログラム(末端価格3300万円相当)を飲み込み、ブラジルのサンパウロから羽田空港に密輸した疑い。
東京税関職員による検査で発覚した。
同課によると、同容疑者はブラジルで、知人女性に「仕事を紹介する」と言われてホテルに連れて行かれ、「殺すぞ」と脅されてコカインを飲まされたという趣旨の供述をしている。
[時事通信社]