総務省が10日発表した2024年11月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は29万5518円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0.4%減少した。マイナスは4カ月連続。家庭用耐久財や衣料品の購入が不振だったほか、家計の節約志向が続き食料もマイナスだった。
家庭用耐久財は28.2%減。エアコンや電気洗濯機の購入が落ち込んだ。被服・履物は13.7%減。11月前半の気温が高かった影響で秋冬物衣料の購入が伸びなかった。
食料は0.6%減と2カ月連続マイナス。節約志向を反映し、値上がり傾向にあるチョコレートなどの菓子類が4.1%減、肉類が3.8%減だった。価格高騰が続く米は3.1%減と3カ月連続で前年実績を割り込んだ。
[時事通信社]