警視庁が年頭部隊訓練＝闇バイト「垣根越え対処」―東京

　警視庁は１０日朝、新春恒例の年頭部隊出動訓練を明治神宮外苑絵画館前（東京都新宿区）で行った。緒方禎己警視総監が見守る中、警察官約１６５０人や車両約１３０台などが参加した。

　森元良幸副総監の総指揮の下、音楽隊の演奏に合わせて、機動隊を先頭に銃器対策部隊や特殊救助隊などが隊列を組んで力強く行進。女性警察官特別機動隊や警察犬部隊が続き、上空では航空隊のヘリ４機が編隊飛行した。

　緒方総監は訓示で、匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）による闇バイト強盗事件が相次いでいることに触れ、「われわれは新たな脅威に対して部門の垣根を越えて知恵と力を結集し、警察組織の総合力をもって対処していかなければならない」と述べた。　