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与党支持率34%に回復=最大野党は12ポイント減―韓国

時事通信 2025年1月10日 22時7分

 【ソウル時事】韓国の世論調査機関「韓国ギャラップ」は10日、保守系与党「国民の力」の支持率が2024年12月の前回調査時から10ポイント増の34%となり、尹錫悦大統領による「非常戒厳」宣言以前の数値を上回ったと発表した。革新系最大野党「共に民主党」は前回比12ポイント減の36%だった。

 調査は今月7~9日に18歳以上の1004人を対象に実施。24年12月17~19日の前回調査では国民の力の支持率は24%で、共に民主党の48%より24ポイント低かった。今回、両党の差は2ポイントに縮まった。

 野党主導の国会で尹氏に続き韓悳洙首相も弾劾訴追される中、与野党の対立が激化。尹氏に対する捜査も混乱している。韓国ギャラップは「与党支持層の政権交代への危機感が高まる一方で、中道層の野党への期待感が弱まった」などと分析した。

 尹氏の弾劾については、賛成が64%、反対が32%だった。賛成は24年12月14日の弾劾訴追の直前に比べ11ポイント下がった。16年に朴槿恵元大統領が弾劾訴追される直前の賛成は81%で、その後訴追を経て翌年に罷免されるまで大きな変化がなかったのとは異なる動きだという。 

[時事通信社]

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