北九州市小倉南区のファストフード店で中学3年の男女2人が殺傷された事件で、殺人容疑で再逮捕された無職平原政徳容疑者(43)が、2人を狙った理由について「すれ違った際に目が合った。ばかにされたと思った」との趣旨の供述をしていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。福岡県警は、同容疑者が一方的に怒りを募らせたとみて調べている。
福岡地検小倉支部は、近く同容疑者を鑑定留置し、精神状態を調べる方針。
捜査関係者によると、平原容疑者は調べに対し、事件前にファストフード店そばの幹線道路まで車を運転し、歩いていた2人とすれ違ったなどと供述。狙った理由については「目が合った」と話した。
ただ、その後の取り調べでは男子生徒(15)への殺意を認めず、女子生徒(15)への殺人容疑で再逮捕された際も「認めない」と全面否認したという。
[時事通信社]