【ニューヨーク時事】15日のニューヨーク株式相場は、米経済指標を受けてインフレ再燃に対する過度な警戒感が和らぐ中、3日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比703.27ドル高の4万3221.55ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は466.84ポイント高の1万9511.23で引けた。
この日発表された昨年12月の米消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.9%と前月から加速。インフレの根強さが示唆されたものの、市場が懸念していたほど悪化はしていないと受け止められた。発表後に米長期金利は急低下。ダウは寄り付きから買われ、終日高値圏で推移した。米金融大手各社の四半期決算が堅調だったことも支援要因となった。
[時事通信社]