昨年10月に破産手続き開始決定を受けた音響・映像機器メーカーの船井電機(大阪府大東市)を巡り、一部債権者から破産を申し立てられていた親会社「FUNAI GROUP(旧船井電機・ホールディングス)」が東京地裁から破産開始決定を受けたことが16日、分かった。帝国データバンクが明らかにした。決定は7日付。
「FUNAI GROUP」に対しては、別の債権者で、船井電機前社長の上田智一氏が社長を務める出版社の秀和システム(東京)が8日に民事再生法の適用を東京地裁に申請。債権者の間で立場が分かれ、混乱が続いている。
[時事通信社]