三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取は17日、元行員が貸金庫から顧客の資産を盗んだ疑いで逮捕された事件を巡り、「お客さま、関係者にご迷惑をおかけしていることを心からおわびする」と謝罪した。その上で「被害に遭ったお客さまへの対応、再発防止の実行、徹底を通じて信頼回復に努めることで経営責任をしっかり果たしたい」と語った。
同日朝、東京都内で記者団の取材に応じた。貸金庫ビジネスの今後については、事業撤退も「極端な一つの選択肢に置いている」と指摘し、「3月までに一定の方向性を見いだしたい」と述べた。
[時事通信社]