東京都議会の最大会派「都議会自民党」は17日夜、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で会計担当の職員が略式起訴されたことを受け、都庁内で記者会見を開いた。会派幹事長の小松大祐都議は冒頭、「都民、国民に深くおわび申し上げる」と謝罪し、政治団体「都議会自民党」の解散を決めたと発表した。都議会の会派としては存続する。
小松氏は会見で、不記載が確認された都議の政治資金収支報告書を近く訂正する方針を示した。ただ、関係した都議らの人数は明らかにせず、収支報告書を訂正した上で公表するとした。不記載の都議らへの処分も示さなかった。
関係者によると、不記載が確認された都議を巡っては、6月にも実施される都議選の公認を見送り、無所属での出馬を求める案も浮上しており、今後党内で議論される方向だ。
[時事通信社]