【ランカウィ島(マレーシア)時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)は19日、マレーシア・ランカウィ島で外相会議を開き、内戦状態が続く加盟国ミャンマーの軍事政権に対し、少数民族武装勢力などとの戦闘を即時停止するよう強く求めた。終了後に記者会見した議長国マレーシアのモハマド・ハサン外相が明らかにした。
マレーシアは会議で、元外務次官をミャンマーへの議長特使に指名。特使は近く現地を訪問し「相手の考えをよく聴く」(モハマド氏)予定だ。モハマド氏によると、会議に参加したミャンマー軍政代表は、総選挙実施の意向を改めて表明したが、他の加盟国は「暴力停止が最優先課題だ」と伝えた。
[時事通信社]