4~10月に開かれる大阪・関西万博の会場に、石川県輪島市の伝統工芸、輪島塗の大型地球儀が展示されることが19日、分かった。石破茂首相が会場視察後に記者団に明らかにした。日本国際博覧会協会によると、地球儀は直径約1メートルで重さ215キロ。参加を取りやめたイランが出展する予定だったスペースを活用する。
日本の伝統文化を世界に発信するとともに、地震と豪雨の爪痕が残る能登半島の復旧・復興を後押しする狙いがある。首相は地球儀と火星の石を挙げながら、「ここに来ないと見られないものがある。大勢の人に味わっていただくために努力したい」と記者団に語った。
[時事通信社]