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岡田氏、裏金不記載「10年以上前から」=参院政倫審、旧安倍派の2人弁明

時事通信 2025年1月20日 17時32分

 自民党派閥の裏金事件を巡り、参院政治倫理審査会は20日、旧安倍派の岡田直樹、加田裕之両氏の弁明を公開で聴取した。岡田氏は、政治資金パーティー券販売のノルマ超過分のキックバック(還流)を政治資金収支報告書に記載しない仕組みに関し、「10年以上前から続けていた可能性がある」と証言した。

 岡田氏は、パーティー券販売を事務所スタッフに任せていたため、2023年末に報道が出るまで、不記載を認識していなかったと釈明。不記載の理由については「派閥事務局の指導があったことに加え、他の事務所秘書からもそうした事例を聞いていたためだ」と説明を受けたという。

 一方、加田氏は「(ノルマ超過分の)取り扱いを派閥に数回、問い合わせたが明確な回答がなかった」と主張。「派閥に納付すべき金銭との認識の下、全額を事務所で保管していた」と述べた。

 22年までの5年間の不記載額は、岡田氏が774万円、加田氏が648万円。いずれも党から戒告処分を受けた。 

[時事通信社]

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