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トランプ大統領と「信頼確立」=石破首相、早期会談に意欲

時事通信 2025年1月21日 11時13分

 石破茂首相は21日、トランプ米大統領の就任を受け、「世界の平和や経済に、どう2国間関係を生かすことができるかを中心に真摯(しんし)な議論を行い、信頼関係を確立したい」と表明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 2月上旬にも調整する日米首脳会談については、訪米中の岩屋毅外相が「地ならしを行っている」と説明。「それほど時間はかからずに日にちが決まると思う。国会審議に影響が出ないように決定する」と早期実現に意欲を示した。

 これに先立ち、首相はトランプ氏の就任を祝うメッセージを発出。「日米関係のさらなる強化と、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、緊密に協力していきたい」と呼び掛けた。

 岩屋氏は就任式に出席後、記者団に「いよいよ新政権がスタートすると実感した」と強調。調整中の日米外相会談や日米豪印4カ国枠組み「クアッド」外相会合に触れ、「日米関係をより高みに引き上げていきたい」と述べた。

 林芳正官房長官は記者会見で、トランプ氏が気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱を表明したことに関し、「米国の関与は引き続き重要だ」と指摘。関税強化の方針に対しては「措置の具体的な内容や影響を十分に精査した上で適切に対応していく」との考えを示した。 

[時事通信社]

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