Infoseek 楽天

「夢」お題に歌会始=愛子さま初出席

時事通信 2025年1月22日 11時38分

 新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」が22日午前、皇居・宮殿「松の間」で行われた。今年のお題は「夢」で、天皇、皇后両陛下や皇族方、天皇陛下から招かれた召人(めしうど)、選者、入選者の歌が、古式にのっとった独特の節回しで披露された。

 天皇陛下は昨年地方を訪れた際に交流した地元の子どもたちが、自分の将来の夢を生き生きと話す様子をうれしく思った気持ちを詠まれた。

 皇后さまは昨年の英国訪問で、結婚前の外務省時代に留学したオックスフォード大を訪れて感慨深く思うとともに、若き日の志を思い起こしたことを歌にした。

 両陛下の長女愛子さまは初めて儀式に出席。昨春に大学を卒業し社会人となり、これまでのさまざまな友人といつか再会できることを楽しみにしつつ、その日までそれぞれの夢に向かって励んでいこうという初々しい気持ちを詠んだ。

 秋篠宮さまは幼少の頃の正月、習わしに沿って枕の下に宝船の絵を入れて眠っていたことを思い浮かべたが、見た夢の記憶は曖昧だということを詠んだ。同妃紀子さまは昨年のトルコ訪問に合わせて習った同国の伝統手芸「オヤ」を編んだことを歌にした。

 一般応募の1万6250首から選ばれた入選者10人も招かれ、それぞれの歌が披露された。 

[時事通信社]

この記事の関連ニュース