【エルサレム時事】イスラエル軍は22日、過去24時間にパレスチナ自治区ガザ南部で複数の武装した不審者を確認し、このうち武装組織「イスラム聖戦」の戦闘員1人を殺害したと発表した。ガザでは19日に停戦が発効。軍は声明で、合意順守を主張しつつ、「差し迫った脅威には対処する」と述べた。
一方、パレスチナ通信は22日、ガザ最南部ラファで、がれきの撤去作業を行っていた人々がイスラエル軍の無人機攻撃を受け、1人が死亡したと伝えた。軍の発表との関連は明らかではない。イスラエル軍は依然ガザに駐留しており、停戦期間中に人口密集地域から徐々に撤退することになっている。
ガザでは犠牲者の確認作業が進み、ガザ保健当局は22日、遺体53体を収容したと発表した。2023年10月の衝突開始以降、ガザでは4万7100人以上が命を落とした。
[時事通信社]