多数のウサギが生息する島として知られる広島県竹原市の大久野島で、ウサギを蹴ったとして、県警竹原署は23日までに、動物愛護法違反の疑いで、大津市の会社員の男(25)を現行犯逮捕した。「いじめたらどんなリアクションをするのか気になった」と容疑を認めており、「ほかにも何回かやった」と話しているという。
同島を含む瀬戸内海国立公園を管理する環境省中国四国地方環境事務所によると、島では昨年11月26日~今月12日に計77匹が死んでいるのが確認されており、同署が関連を調べる。
逮捕容疑は21日午後5時半ごろ、大久野島の遊歩道でウサギ1匹を足で蹴った疑い。蹴られたウサギは死んだ。
県警によると、目撃者が男を取り押さえ、近くにいた人が110番した。
同事務所は今月、来島者に向けて「ウサギに触らない」などのルールを順守するよう呼び掛けていた。
[時事通信社]