日本チェーンストア協会が23日発表した2024年のスーパー売上高は13兆307億円だった。既存店ベースで前年比2.7%増と、5年連続のプラスとなった。節約志向の高まりから購入点数は減少傾向が続いたが、「令和のコメ騒動」を受けたコメの価格高騰や、キャベツなど野菜の相場高が全体を押し上げた。
部門別に見ると、全体の約7割を占める食料品は4.4%増。コメや野菜のほか、メーカーの相次ぐ値上げも影響した。住居関連品も4.4%増で、外出需要の増加により化粧品が伸びたほか、防災用品の売れ行きも良かった。一方、衣料品は5.4%減と苦戦。10~12月が高い気温で推移したため、コートなど冬服の販売が落ち込んだ。
[時事通信社]