厚生労働省と文部科学省が24日発表した今年3月卒業予定の大学生の就職内定状況調査によると、昨年12月1日時点の内定率は84.3%と、前年同時点から1.7ポイント低下した。人手不足を背景とした学生有利の売り手市場が続く中、複数企業から内定を得て就職先を決めきれない学生が一定程度いるとみられ、4年ぶりに前年を下回った。
就職活動の開始が遅い学生もいるものの、最終的な内定率について、厚労省の担当者は「高水準の結果で落ち着くだろう」と話している。
男女別では、男性が83.3%(前年同時点85.0%)、女性が85.5%(同87.2%)。学部別では文系が84.2%(同86.2%)、理系が85.0%(同85.4%)だった。
[時事通信社]