財務省は、税関のイメージキャラクター「カスタム君」のグッズ製作と販売を民間に許可することを決めた。縫いぐるみや文具などができることで税関がより身近になり、国の安心安全を守る役割が広く社会に浸透することを期待している。2月19日までグッズ展開を希望する企業を募り、審査を経て4月1日から販売できるようにする。
カスタム君は税関で活躍する麻薬探知犬がモデル。1993年に横浜税関で誕生した。「ころんと丸い姿がかわいい」と人気があり、ファンがグッズ化を熱望していた。税関ごとに雰囲気が違う「個体差」も魅力の一つで、テレビ番組などで紹介されたことも。国が商標権を保有するが、民間にキャラクターの使用を許可するのは、極めて珍しい取り組みだ。
[時事通信社]