香港系投資ファンド「オアシス・マネジメント」は28日、小林製薬の創業者一族である小林一雅前会長ら7人に対し、株主代表訴訟の準備を進めていると発表した。紅麹(べにこうじ)配合サプリメントによる健康被害問題の責任を巡り、会社に損害を与えたとして問題発覚当時の取締役全員に計約110億円の賠償を求める。オアシスは小林製薬株式の10.1%を保有する大株主。
オアシスは昨年11月、一雅氏らに損害賠償請求訴訟を起こすよう小林製薬に要求。しかし受け入れられず、オアシスは「不当な判断」と反発した。
[時事通信社]