経済動向や金融・財政政策などを分かりやすい語り口で解説し、お茶の間でも人気を博した経済アナリストで独協大経済学部教授の森永卓郎(もりなが・たくろう)さんが28日午後1時33分、原発不明がんのため自宅で死去した。67歳だった。東京都出身。葬儀は近親者のみで行う。
提携事務所が同日発表した。
森永さんは1980年に東大経済学部卒業後、日本専売公社(現日本たばこ産業)入社。経済企画庁(現内閣府)などへの出向を経て、民間シンクタンクや大学で経済分析に従事した。テレビ番組にも数多く出演し、「モリタク」の愛称で親しまれた。
2023年にがんが判明。闘病しながら旺盛な執筆活動を続け、死去直前の今月27日にはラジオ番組にも出演していた。
[時事通信社]