【ワシントン時事】レビット米大統領報道官は28日、第2次トランプ政権発足後初の定例記者会見を開いた。「独立系ジャーナリストやポッドキャスト主宰者、SNSのインフルエンサーたちを歓迎する」と表明し、これまで報道官室職員が座っていた会見席の一部を新興メディア用に割り当てることを明らかにした。
レビット氏は「毎日ここから真実を伝える」と誓う一方、新聞やテレビなど既存の報道機関を「レガシー(旧世代の)メディア」と呼び、「トランプ大統領や家族に関するうそを広めてきた」と敵視。「誤った報道や誤情報は正す」と挑戦的な姿勢を示した。最初の質問者にはニュースサイト「アクシオス」を指名した。
27歳の若さで大統領の「代弁者」に抜てきされたレビット氏は、紫色のジャケットに十字架のネックレスを着けて登壇。関税や移民、インフレなど幅広い政策課題を巡って質問が飛ぶ中、時折手元のメモに目を落としながら、45分超にわたって回答を続けた。
[時事通信社]