【ワシントン時事】レビット米大統領報道官は28日、トランプ政権発足後の初会見で「米国人のマスメディアに対する信頼は過去最低の水準にまで落ち込んでいる」と強調した。その上で「ホワイトハウスに関して誤報があった場合、そのメディアを名指しで批判する」と表明した。
報道官は壇上の左右の大型スクリーンに、メディアへの信頼度に関する米ギャラップ社の調査結果(2024年10月公表)を表示。世論調査によると、メディアを「大いに」または「ある程度」信頼していると回答した人は31%で、1976年から41ポイントも下がっている。
報道官は「若者は従来のテレビ・新聞から離れ、ニュースはポッドキャスト、SNSなどから入手している」とも指摘。正当なニュースを制作する目的であれば、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」など発信手段にかかわらず、記者証の申請が許可されると述べた。
レビット氏は27歳で、史上最年少の大統領報道官。トランプ政権1期目で報道官の補佐を務め、24年大統領選では陣営の広報担当だった。
[時事通信社]