交際費不正で取締役辞任＝朝日放送テレビ

　朝日放送テレビ（大阪市）は２９日までに、清水厚志取締役（６３）が社内ルールに反する交際費の不適切使用を認め、３１日付で辞任すると発表した。

　同社によると、清水取締役は社内やグループ会社のメンバーだけで会食しながら、社外関係者が出席したと偽り、２０２４年度分だけで計３９件、１１６万円の交際費を不正に申請した。社内の指摘で発覚した。

　今後、清水取締役が総合編成局長に就任した１７年度までさかのぼり調査する。本人は全額の弁済を確約したという。朝日放送は「取締役としてあるまじき行為。社内体制を再点検し、不正防止に努める」とコメントした。　