Infoseek 楽天

米特使、ベネズエラ大統領と会談=拘束者6人解放、歩み寄りか

時事通信 2025年2月1日 14時4分

 【ワシントン時事】グレネル米大統領特使(特別任務担当)は1月31日、南米ベネズエラを訪問し、首都カラカスでマドゥロ大統領と会談した。AFP通信が報じた。両者はベネズエラが拘束している米国人などについて協議。グレネル氏は会談後、米国人6人が解放されたと明らかにした。

 バイデン前政権は、2024年7月のベネズエラ大統領選で不正が行われた疑いがあるとして、マドゥロ政権の正当性を否定し、承認しない立場だった。トランプ米大統領もベネズエラに強硬姿勢を示しているが、マドゥロ氏が米国人解放に応じたことで歩み寄りの機運が生まれる可能性もある。

 トランプ氏は解放を受け、X(旧ツイッター)で「素晴らしい仕事だ」と称賛。グレネル氏は先に「6人と帰国の途に就いた」とXに投稿し、拘束されていたとされる6人と航空機内で撮影した画像を公開した。

 AFPによると、マドゥロ氏は会談後に声明を出し、「2国間関係の新たな始まり」を訴えた。 

[時事通信社]

この記事の関連ニュース