【ニューデリー時事】スリランカは1日、自家用車やバイクの輸入を約5年ぶりに解禁した。経済状況悪化に伴う外貨流出を防ぐため、2020年前半に輸入を止めていた。同国では特に日本製中古車への需要が高く、日本企業にとって好機となる。
政府が1月31日付の官報で発表した。貨物車や10人乗り以上の商用車などは既に輸入が再開されている。
日本貿易振興機構(ジェトロ)コロンボ事務所の大井裕貴所長は「輸入規制が始まるまで、日本からスリランカへの輸出品目上位を輸送機械が占めていた」と指摘。「スリランカでは現在も日本製の車やバイクが愛されており、街中を走る多くは日本車だ」と述べ、再開を歓迎した。
[時事通信社]