【ベルリン時事】ベルリンで2日、ドイツの保守野党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)に対する抗議デモが行われ、警察によると約16万人が参加した。不法移民対策を巡り、同党が極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」と協力したとして非難した。
デモ参加者はCDU本部に向かって行進。極右勢力との連携の排除を意味する言葉として独政界で使われる「防火壁」を堅持するよう訴えた。主催団体は全土で約70万人が抗議行動に参加したと発表した。
一方、CDUは強気の姿勢を崩していない。有力議員のシュパーン氏は2日、時事通信の取材に、不法移民対策の強化を図る党方針について「正しい」と強調。「反対の声はあるが、党にとって問題ではない」と述べた。
[時事通信社]