住友化学は3日、水戸信彰専務執行役員(64)が社長に昇格する人事を発表した。岩田圭一社長(67)は代表権のある会長に就く。4月1日付。社長交代は6年ぶりとなる。
同社は2024年3月期に過去最大となる3118億円の純損失を計上した。今期の収益改善にめどが立ち、新たな中期経営計画が始まるのを機に経営体制を改める。記者会見した水戸氏は「成長軌道に回帰させ、グローバルに存在感のある会社にできるよう力を尽くす」と語った。
十倉雅和会長(74)は4月1日付で代表権のない取締役相談役となり、6月の定時株主総会で取締役も退く。十倉氏は経団連会長を5月29日付で退任することが決まっている。
[時事通信社]