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スカウトグループナンバー2を逮捕=パート複数人雇い、報酬管理―警視庁

時事通信 2025年2月3日 12時34分

 スカウトグループ「アクセス」のメンバーが全国の風俗店に女性を紹介していた事件で、警視庁と大分、石川両県警は3日までに、職業安定法違反(有業業務紹介)容疑で、アクセスのナンバー2で、会社経営者の村上裕太容疑者(33)=東京都中野区南台=を逮捕した。容疑を認めているという。

 同庁保安課によると、村上容疑者は「サブマネージャー」と呼ばれ、スカウトの報酬を管理する会社の代表だった。

 同社は在宅勤務のパート従業員を複数人雇用し、スカウトからの報告を基に、風俗店に派遣した女性の給料や稼働期間といった「稼働リスト」を作成。風俗店からの紹介料収入などのデータとともにクラウド上で管理し、アクセスの幹部と共有していた。

 同容疑者はスカウトが集めた女性を派遣する風俗店を開拓したり、風俗店でトラブルが起きたときに対応したりもしていた。

 逮捕容疑は2024年2~4月、大分県別府市内のソープランドに20代女性3人を紹介した疑い。

 アクセスはメンバーが約300人で、女性をSNSでスカウトし、全国のソープランドなど約350店に派遣していた。19年7月ごろからの約5年間に、紹介料などとして風俗店から計約70億円を受け取っていた。

 警視庁は1月、生活安全部に16年ぶりとなる特別捜査本部を設置した。村上容疑者らメンバー7人を逮捕するなどして、組織の実態解明を進めている。 

[時事通信社]

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