昨年10月、東京都北区の公園で加工したロケット花火などを爆発させ、同区役所の業務を妨害したとして、警視庁捜査1課は4日、火薬類取締法違反と威力業務妨害の疑いで、同区の高校1年の男子生徒(15)を書類送検した。
容疑を認め、「人に当たればけがをすると分かっていたが、試したいという欲を抑えられなかった」と供述している。
送検容疑は昨年10月3日、自宅でトイレットペーパーの芯にロケット花火約10本やBB弾約100発を詰めた爆発物を製造。同4日午後5時ごろ、北区立清水坂公園内で爆発させ、現場を確認させるなどして区職員の業務を妨害した疑い。
同課によると、高校生は軍隊や武器が好きで、地雷や爆発物に関する知識があった。材料はいずれも市販品で、インターネットで「ロケット花火 手りゅう弾に改造」などと検索。モデルガン数丁やBB弾約200発、ロケット花火数十本が自宅から押収された。
爆発物を作ったのは初めてだったといい、「作った物を試したい。どうせなら豪華な物を作りたかった」と話している。
[時事通信社]