韓国軍前司令官「戒厳は適法」＝国会決議妨害の指示なし―尹氏弾劾審判

　【ソウル時事】韓国の憲法裁判所は４日、「非常戒厳」宣言を巡り弾劾訴追された尹錫悦大統領の罷免の可否を決める審判の第５回弁論を開いた。２０２４年１２月の戒厳当時に軍部隊を指揮した李鎮雨前首都防衛司令官が証人として出廷し、戒厳宣言について「適法だと考えている」と述べた。

　李氏は金龍顕前国防相から国会への兵力投入を指示されたと説明。ただ、国会の戒厳解除決議を防ぐよう命じられたことは「ない」と証言した。尹氏から議員を国会から「引きずり出せ」と言われたかに関しては回答を拒否した。　

［時事通信社］