パナソニックホールディングス(HD)は4日、2025年度にグループ再編に取り組むと発表した。中核的な事業会社の「パナソニック」を解散し、同社傘下の社内カンパニーを事業会社化。そのうちの1社にグループ内に分散する家電事業を集約し、収益に苦しむ同事業の立て直しを図る。成長を見通せない「課題事業」にテレビなどを位置付けており、撤退も含めて検討する。
パナソニックHDの楠見雄規社長は同日のオンライン説明会で、25年度を「経営改革に集中し、基盤を固める年とする」と強調した。同年度中に早期退職の募集などを通じて人員削減に踏み切ることも明らかにした。
[時事通信社]