今冬一番の寒気が流れ込み続けている日本列島は、6日も東北や新潟県を中心に大雪となった。強い冬型の気圧配置は週末まで長引くとみられ、普段雪が少ない太平洋側でも積雪となるところがある。気象庁などは、9日にかけて北海道から西日本の日本海側を中心に大雪や暴風雪、高波に警戒し、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けた。
総務省消防庁のまとめでは、4日から6日午後2時までに大雪で1人が死亡、4人が重傷となった。死亡したのは新潟県十日町市の70代男性で、県によると除雪作業中に急病を発症したとみられる。
12時間降雪量は、新潟県関川村で6日午前3時までに39センチを観測。午前1時までの24時間降雪量は、福島県金山町で65センチと2月の最多を更新した。
高速道路は東海北陸道や松山道などで通行止めとなった。国内線は、日本航空と全日空で伊丹や新潟などを発着する便で欠航が発生した。
7日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で、東北と北陸80センチ、北海道と中国60センチ、岐阜県50センチ、近畿と九州北部40センチ、四国25センチ、関東甲信20センチ。
8日午後6時までの同降雪量は、東北と北陸、岐阜県、近畿、中国70センチ、関東甲信50センチ、四国と九州北部30センチ。
[時事通信社]