セブン銀行は6日、同行の口座などを持つ利用者が、顔認証によってATMで入出金できるサービスを始めた。全国約2万6000台の同行ATMで対応。キャッシュカードやスマートフォンがなくても現金が出し入れできるようになり、利便性が高まりそうだ。
新サービスの名称は「FACE CASH(フェイスキャッシュ)」。NECの顔認証技術を用い、初回利用時に顔情報を登録すれば、パスコードと暗証番号を入力することで入出金できる。NECと共同開発した独自のセキュリティー対策も講じており、なりすましによる不正利用といったリスクを低減できるという。
セブン銀口座に加え、静岡銀行の口座を持つ利用者も顔認証で入出金できる。今後は他の金融機関の口座にも対象を広げることを目指す。
[時事通信社]