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弾劾に徹底抗戦へ=父ドゥテルテ氏も弁護団に―フィリピン副大統領

時事通信 2025年2月7日 18時50分

 【マニラ時事】フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領は7日、記者会見し、下院が自らに対する弾劾訴追案を可決したことについて、「問題ない。(弾劾に向けた動きが出始めた)2023年から弁護団を組んでおり、準備はできている」と述べ、弾劾裁判で徹底的に争う方針を明らかにした。弁護団には、父親のドゥテルテ前大統領も加わっているという。

 下院では5日、議員306人中215人がサラ氏に対する弾劾訴追案に賛成。上院で弾劾裁判が行われ、3分の2以上が弾劾に賛成すれば、サラ氏は失職することになる。

 弾劾の対象となっているのは、副大統領府や教育省の公金不正使用疑惑のほか、マルコス大統領夫妻らへの殺害予告。サラ氏は昨年11月、「殺し屋を雇った。マルコス氏らを殺害するよう指示している」などと述べたが、7日の会見では「脅した覚えはない」と否定した。 

[時事通信社]

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