【パリ時事】フランス検察は7日、汚職事件で有罪が確定したサルコジ元大統領(70)に、行動監視のための電子ブレスレットが付けられたと明らかにした。AFP通信が伝えた。禁錮刑の代わりで、大統領経験者への執行は初めて。
サルコジ氏はこの日、自宅で足首にブレスレットを装着。監視期間は1年で、午後8時~午前8時の夜間・早朝は外出を原則制限されるという。
2007~12年に大統領を務めたサルコジ氏は退任後の14年ごろ、自らの不正疑惑に関する捜査情報を聞き出そうと、当時現職だった判事に利益供与を持ち掛け、贈賄罪などに問われた。破棄院(最高裁)は24年12月、同氏の上告を退け、一、二審の有罪判決が確定した。
[時事通信社]