【台北時事】台湾総統府は8日、報道官談話を発表し、日米首脳会談に関し「台湾海峡の平和と安定、国際機関への台湾の参加に固い支持を示してくれた。心から感謝する」と高く評価した。
談話は「台湾は引き続き自主防衛能力を強化し、台湾と米国、日本の安全保障パートナーシップを深化させる」と表明。トランプ米大統領が台湾の軍事費増額を要求しているのに応える姿勢を示した。頼清徳総統も8日、X(旧ツイッター)で「日米や他のパートナーと協力して地域の平和と繁栄を促進する」と強調した。
日米首脳共同声明は中国を念頭に、両岸問題の「一方的な現状変更の試み」への反対を明言。これに関連し、台湾外交部(外務省)は国際社会が「平和な現状を脅かす中国の挙動」を懸念していることへの「歓迎の意」を表すコメントを出した。
[時事通信社]