NTTドコモなど携帯電話大手3社の2024年4~12月期連結決算(国際会計基準)が10日、出そろった。通信料金値下げの影響で落ち込んでいた個人向け携帯電話事業が回復し、KDDIとソフトバンクは本業のもうけを示す営業利益が前年同期比で増加。ドコモは通信収入の減少に加え、顧客獲得に向けた販促費がかさみ減益だった。
一方、売上高は3社とも増加。クレジットカードなどの金融事業や法人向けのデジタル化支援事業が好調だった。純利益はソフトバンクを除く2社が減少。KDDIは前年同期に計上したグループ会社再編に伴う一時的な利益の反動で減益となった。
[時事通信社]