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35歳男、保釈中に遺棄か=不明の妻、情状証人で出廷―大阪

時事通信 2025年2月11日 6時27分

 妻の遺体を遺棄したとして無職黒木佳史容疑者(35)が大阪府警捜査1課に逮捕された事件で、同容疑者は当時、別の傷害事件で保釈中だったことが11日、関係者への取材で分かった。傷害事件の公判には妻いずみさん=当時(52)=も情状証人として出廷していたという。

 黒木容疑者は昨年6月5日ごろ、大阪市中央区の自宅からいずみさんの遺体を運び出し、車で岡山県内やその周辺に遺棄した疑いで逮捕された。遺体は発見されておらず、同課は殺人容疑も視野に調べている。

 関係者などによると、黒木容疑者は2023年2月、大阪市の飲食店で傷害事件を起こした。起訴後も勾留され、同12月に保釈された。同容疑者は起訴から保釈までの間にいずみさんと結婚したという。2人を知る関係者は、いずみさんについて「献身的な様子だった。2人は仲が良かったと思う」と話す。

 この関係者は昨年6月ごろからいずみさんと連絡が取れなくなり、黒木容疑者に尋ねたが「連絡せんでええねん」と言われたという。

 黒木容疑者は昨年6月24日、岡山県内で府警の捜査員に発見され、同26日に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕。実刑判決を受け、服役している。 

[時事通信社]

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