Infoseek 楽天

米ベイン「TOB撤回も選択肢」=富士ソフト争奪戦、KKR勝利か

時事通信 2025年2月11日 10時51分

 米投資ファンドのベインキャピタルは11日までに、富士ソフトへのTOB(株式公開買い付け)について「撤回することも選択肢に含め、今後の方針を慎重に検討している」との声明を公表した。富士ソフトに対しては、米ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)がTOBを行っており、両者の間で争奪戦となっていた。

 ベインは、KKRを上回る1株9600円で2月上旬までにTOBを開始する計画を公表していた。声明によると、5日のTOB開始へ準備を進めていたところ、KKRが4日に買い付け価格を9850円に引き上げると発表。このままでは成立が見込めないとして見送りを決めた。

 ベインは「いかなる提案が富士ソフトや株主らにとって最適か検討している」と説明した。 

[時事通信社]

この記事の関連ニュース