政府は、新設する自衛隊統合作戦司令部の初代司令官に南雲憲一郎統合幕僚副長(59)を起用する方向で調整に入った。3月にも閣議決定する。政府関係者が11日、明らかにした。
南雲氏は1989年に防衛大を卒業し、航空自衛隊に入隊。航空幕僚監部防衛部長や西部航空方面隊司令官などを経て2023年3月から統合幕僚副長を務めている。
統合作戦司令部は来月24日に東京・市谷の防衛省内に発足する予定で、陸海空3自衛隊の指揮を一元的に担う。日本周辺の安全保障環境が厳しさを増す中、平時から有事まで円滑な作戦展開を実現するのが狙いで、22年の安全保障関連3文書に創設が明記された。
[時事通信社]