総務省消防庁は12日、強い冬型の気圧配置による4日以降の大雪被害まとめを発表した。死者は山形から島根までの8県で計12人、重傷者は北海道から鳥取までの9道県で計51人となり、軽傷者は107人に上った。
死者は新潟が3人と最も多く、福島と島根が2人、山形と富山、石川、福井、長野が1人ずつ。車のスリップによる衝突など、交通事故による死者は含まない。新潟県によると、亡くなったのはいずれも除雪作業中の70代男性で、うち1人は屋根から転落し、残り2人は急病と推定される。
一方、気象庁は、東北地方では13日に日本海側を中心として暴風雪や大雪、高波に警戒するよう呼び掛けた。低気圧が急速に発達して北海道の東へ進み、再び冬型の気圧配置になると予想される。
[時事通信社]