日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画を巡り、日鉄幹部は12日、トランプ政権との協議に向けた調整のため渡米した。同計画については、トランプ大統領が「所有するのではなく大きな投資をすることで合意した」と発言。今週にも日鉄首脳と会談する意向を表明していたことから、日鉄は直接交渉に向けた準備を急ぐ構えだ。
関係者によると、渡米したのは以前から買収計画に関し米国内での交渉を担当してきた森高弘副会長。トランプ氏との会談には橋本英二会長兼最高経営責任者が出席する方向だが、これに先立ち森氏が渡米して事前に調整する。現時点でトランプ氏との会談日程は確定していないとみられる。
[時事通信社]