NHKは12日、英語によるテレビの国際放送を、公式サイトなどでライブ配信する際の多言語字幕サービスを10日で終了したと発表した。グーグルの人工知能(AI)翻訳機能を活用していたが、日米首脳会談を受けた中国側の反応を伝えた10日の配信で、沖縄県の尖閣諸島について、中国語の字幕が一部で中国側呼称の「釣魚島」と表示されていたためという。
同サービスは、国際放送の音声から作成した英語字幕を、AI翻訳機能を使って中国語やウクライナ語など9言語10種類に自動で変換し、リアルタイムで表示していた。
[時事通信社]