【カイロ時事】レバノンのメディアは12日、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルの停戦合意を巡り、イスラエルがレバノン南部からの部隊撤退期限を10日間延期し、28日とするよう要請したと報じた。レバノン側は拒否したという。
2024年11月に発効した合意では、ヒズボラが拠点としていたレバノン南部から武装要員を撤収させると同時に、南部に侵攻したイスラエル軍も撤退。代わりにレバノン軍が南部に展開する取り決めになっている。
イスラエルはレバノン軍の動きの遅れを指摘し、当初撤退の期限に定められた1月26日になっても部隊を引き揚げる気配を見せず、米国は同日、期限を2月18日に延長すると発表した。
[時事通信社]