アウトドアメーカー「パタゴニア」の偽物のシャツを販売・所持したとして、奈良市にある会社の役員ら3人が逮捕されました。
商標法違反と不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、奈良市で転売業を営む会社の社長・野口雄人容疑者(35)と従業員2人です。
3人は去年5月から今年2月まで5回にわたり、「パタゴニア」の偽物の長袖シャツなど4点を計1万5600円で販売したほか1600点近くを販売目的で所持していた疑いがもたれています。
警察によりますと、野口容疑者らは海外から仕入れた偽物をフリマアプリで販売する手口で、おととし6月に会社を設立してから4000万円ほど売り上げていたということです。
去年5月に匿名の通報を受け、警察が捜査を進めていました。
警察の調べに対し、野口容疑者は容疑を認めていて、従業員2人は「本物だと思っていた」などと容疑を否認しています。