組員の活動拠点として使用する目的を隠してマンションの賃貸契約を結んだとして山口組直参の組長らが逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、特定抗争指定暴力団六代目山口組若中二代目兼一会会長、金奎轍容疑者（７２）と無職の男（７０）です。
金容疑者らは、六代目山口組が特定抗争指定暴力団に指定されるのを見越し、２０１９年１月から２月にかけて、暴力団員らの使用が認められていない大阪市中央区のマンションの賃貸契約を結び、部屋を使用する権利をだましとった疑いがもたれています。
警察は金容疑者らの認否を明らかにしてません。
２０２０年１月に六代目山口組と神戸山口組が特定抗争指定暴力団に指定され、大阪府警が組事務所などの警戒を強めていたところ、複数の組員らがこのマンションに出入りしているのを確認したということです。
警察によりますと山口組直参の組長を逮捕したのは、全国で今年初だということです。