先月、大阪市西成区の集合住宅が放火され、住人の女性が殺害された事件で、現場付近の防犯カメラには、不審な動きをする人物が捉えられていました。
集合住宅1階の窓に男が近づき、部屋に何かを投げ入れます。その数分後には、窓から勢いよく炎があがりました。この火事で住人の牧田奈々絵さん(当時48)が、全身にやけどを負い、一酸化炭素中毒で死亡しました。
警察は、この防犯カメラの映像などから調べを進め、清掃アルバイトの新居田信善容疑者(60)が集合住宅に何らかの方法で火をつけ牧田さんを殺害したとして放火と殺人の疑いで逮捕しました。
新居田容疑者は警察の調べに「全く身に覚えがありません」と容疑を否認しています。
警察は防犯カメラに映った人物が新居田容疑者とみて、動機などを詳しく調べています。