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カジノ巡る架空の投資話で「詐欺被害」 マカオのコンサルを集団提訴 700人以上から100億円近く集めたか 2800万円出資の原告「父の入院費の足しにと思った」「詐欺は卑劣」 

ABCニュース 2024年7月11日 13時20分

 マカオのカジノを巡る架空の投資話で出資金をだまし取られたとして、大阪府内に住む女性ら10人が、マカオのコンサルタント会社に対して、あわせておよそ5300万円の損害賠償を求めて提訴しました。

 原告が賠償を求めているのは、マカオのコンサルタント会社「CYC管理有限公司」です。

 訴状によりますと、原告は、CYC側からマカオで遊ぶ中国の富裕層に資金を貸し付ける事業があるなどと説明を受け「出資すれば数%の配当金が得られ、出資金元本は全額返還する」などと言われて計約4800万円を支払ったということです。

 多くは国内の保険代理店などを介して紹介され、実際にマカオのホテルに招待されることもあったといいます。

 2020年ごろから配当が滞り始め、仲介業者がCYCに対して返金を求めたものの応じず、説明された「事業」自体、運営されていなかったことが判明したということです。

 原告の1人である松田直子さんは約2800万円を出資。11日の記者会見で、「父の入院費などの足しにしようと思っていた。一般の人にこうした詐欺をするのは卑劣だと思う」と話しました。

 CYCは、日本人の男性2人が代表と取締役を務める会社で、少なくとも700人以上から100億円近くを集めていたとみられています。

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