奈良県警の20代の女性職員が、銀行口座を第三者に譲り渡したなどとして、懲戒免職処分を受けました。
職員には、ホストクラブの売り掛け金が1000万円以上あり、ヤミ金業者から金を借りるためだったと話しているということです。
12日付けで懲戒免職処分となったのは、奈良県警本部に勤務していた20代の女性職員です。
奈良県警によりますと、女性職員は去年、自身や母親の名義で開設したネット銀行の口座を第三者に譲り渡すなどしたということです。
県警の聞き取りに対し、職員はホストクラブの売り掛け金が1000万円以上あり、ヤミ金業者から金を借りようとしたところ、口座を開設するよう指示されたと話しています。
職員は、消費者金融などに約6000万円の借金があり、返済のために風俗店で勤務したほかいわゆる「パパ活」でも対価を得ていたとみられます。
奈良県警は職員を12日付で、詐欺と犯罪収益移転防止法違反の疑いで奈良地検に書類送検しました。